人文科学研究所について

京都大学人文科学研究所（人文研）は、「世界文化に関する人文科学の総合研究」をミッションとしています。 創立は昭和4年(1929年)に外務省が設立した東方文化学院京都研究所（のち東方文化研究所に改称）にさかのぼり、 民間団体が設立したドイツ文化研究所（のち西洋文化研究所に改称）と、京都大学人文科学研究所の３研究所が昭和24年(1949年)に統合し、現在にいたっています。 哲学・史学・文学という伝統的な人文学の枠組みを越え、人類学・社会学・心理学などの関連分野のほか、法学・経済学などの社会科学、 さらには科学史・生態学・情報工学など理系分野の研究者をスタッフに加え、現在は人文学・東方学の２研究部と、人文情報学創新センター・現代中国研究センターの２附属センターから構成されています。 学内外の研究者や大学院生たちと連携し、古典文献の会読、フィールド調査、相互討論を通じて考察を深める共同研究により、多民族・多文化間の調和ある共生に資する知見を発信しています。