京都大学人文科学研究所

Zinbun Academy 2026-02-11

人文研アカデミー
「近現代天皇制を考える学術集会 戦後史としての月の輪古墳」

2026年2月11日(水・休)13時より、人文研アカデミー「近現代天皇制を考える学術集会 戦後史としての月の輪古墳」が開催されます。

日時

2026年2月11日(水・休)13:00~17:30(12:30開場)

会場

芝蘭会館 稲盛ホール(京都大学医学部キャンパス)【対面開催・無料】

趣旨

橿原宮で初代神武天皇が即位した神話にもとづく「建国記念の日」が、1967年に公布されました。1872年にはじまる戦前の紀元節は、記紀神話に基づく天皇制を、学校行事をはじめ社会へと浸透させる役割を果たしました。「建国記念の日」公布から今日までの57年のあいだに、反対運動が継続する一方で祝日として定着してきました。つねに現代に向き合ってきた人文科学研究所では、この日に近現代天皇制を学術的に考え続けたいと思っています。

今年度は、戦後の「国民的歴史学運動」として著名な「月の輪古墳」とその発掘運動に焦点をあてます。この円墳は岡山県久米郡美咲町飯岡(当時は勝田郡飯岡村)の大平山山頂にあり、1953年に発掘されて存在が明らかになりました。この発掘運動は、考古学の専門家だけでなく、地域の民衆が「自ら歴史を掘り起こす」活動として実践されたもので、敗戦前の「皇国史観」と異なる古代史像に結び付くだけでなく、歴史の“あり方”を問い直すきっかけともなりました。そして、1955年の大阪府百舌鳥古墳群の「いたすけ古墳」の保存運動にも波及していきました。戦後史における月の輪古墳などを歴史研究や映像上映を通して見つめ直すことで、「歴史とは何か」「誰のための記録か」「地域と学問・教育の関係はどうあるべきか」などのテーマについて考えを深めたいと思います。

プログラム

  • 高木 博志(元京都大学人文科学研究所)月の輪古墳と「国民的歴史学運動」再考
  • 紙屋 牧子(玉川大学)映画『月の輪古墳』を読み直す
  • 福家 崇洋(京都大学人文科学研究所)戦後日本共産党の文化政策
  • 須永 哲思(京都大学人文科学研究所)郷土教育運動と国民的歴史学運動の邂逅・亀裂
                      ―社会科教科書『あかるい社会』と月の輪古墳
  • 今尾 文昭(元奈良県立橿原考古学研究所)いたすけ古墳の1955年—保存運動への転化

(タイトルはすべて仮題です)

・記録映画『月の輪古墳』(1954年)参考上映あり

司会:小堀聡(京都大学)

参加方法

参加を希望される方は、事前申込み不要ですので、直接会場にお越しください。

会場(芝蘭会館)へのアクセス

京都市バス:201系統、206系統、31系統、65系統をご利用ください。
最寄りのバス停は「京大正門前」になります。(徒歩2分)
地図、詳しい情報 https://www.med.kyoto-u.ac.jp/facilities/shiran/access/
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

使用言語

日本語

主催

京都大学人文科学研究所

お問い合わせ

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〒606-8501 京都市左京区吉田本町
  https://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/
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TEL:075-753-6902(平日 9:00~17:00)

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